ノートの取り方を変えるだけで成績が上がる!まとめ方のコツを教えます
ノートの取り方や選び方は気にしたことがないという方も多いのではないでしょうか。普段何も考えずにしているノートの取り方を少し意識するだけで、成績が変わってくるかもしれません。今回は成績が上がるノートの取り方から選び方までご紹介します。
ノートの取り方のコツ
まず大前提として、ノートを取る目的は「復習」のためです。つまり、字のきれいさや色の多さなどは関係なく、自分自身が後から読み返して授業の内容を理解できればなんでも良いのです。このことを踏まえた上で、ノートの取り方のコツをいくつかご紹介します。
ノートに余白を作る
ノートを取る際には、適度な余白を作るようにしましょう。そうすることによって、思いついたことや、関連した内容を後から書き足すことができます。また、赤や黄色などの色を使って、目に留まるようにすることで、大切なポイントを把握しやすくなります。
逆にノートに余白を作らずに目一杯書き込んでしまうと圧迫感があって見づらく、後から書き足したい内容が出てきても次のページに書くしかなく、大切なことも把握しづらくなります。
適度に色分けをする
後から読み返したときにどこが重要か一発でわかるように、2〜4色程度の色を使うようにしましょう。また、それぞれの色に、「最も重要なことは赤」、「2番目に重要なのは青」などの意味を決めておくと良いです。色が一切ないのも見づらいですが、反対に色を使いすぎても何が重要なのかわかりにくく、逆効果なので気をつけましょう。
図やイラストを使う
理科や社会などの教科では特に、図やイラストを入れることで理解が深まります。ただし、必要以上に図やイラストの作成に凝ると、手間や時間がかかってしまうので注意が必要です。世界地図などの複雑な図は、コピーしてノートに貼り付けるなどして対応しましょう。
やってはいけないノートの取り方
それでは、反対にやってはいけないノートの取り方についていくつか見ていきましょう。
黒板を丸写しする
黒板に先生が書いたことをノートに写すことも大切ですが、それでは「書き写す」ということ自体が目的になってしまいます。先述した通り、ノートは「復習」のためにあるので、先生が言っていたことや、それに対して自分が「ここは大切だな」とか、「ここはテストに出そうだな」といった感想なども書き留めておくと良いです。
ノートの見やすさ、美しさにこだわりすぎる
もちろんノートはきれいなほうが良いですが、過剰に美しいノートを作ることに手間や時間をかけて、授業の内容が頭に入っていないようでは本末転倒です。人に見せる参考書のようなノートを作る必要はないので、凝りすぎずに短時間で作れるノートを目指しましょう。
自分で書いた答えや訳を消す
練習で問題を解いたりした時に、自分の答えや訳が間違っていても消さずに残しておきましょう。そうすることで、自分が一度つまずいたところや苦手な部分を把握でき、自分だけの参考書を作ることができます。
ノートの選び方
見やすく復習がしやすいノートを作るためにはどんなものを選べば良いのでしょうか。まず、ノートの大きさについてですが、B5かA4サイズあたりが一般的です。
B5は学校の教科書などと同じサイズでカバンにも入りやすいですが、プリントなどを貼ることを考えると少し小さめです。その点、A4はB5よりもひとまわり大きくて書ける量も多く、プリントを貼り付けるのにも適しており、一番無難なのではないかと考えられます。
次に罫線ですが、A罫(幅7mm)、B罫(幅6mm)が一般的なものとなっています。自分の字の大きさで選ぶと良いでしょう。また、罫線にドットが入っているタイプもあり、数学などで図やグラフを書いたりする時に便利です。
その他にも、A4以上に大きいサイズのものや、罫線ではなく方眼状になっているもの、後から順番を変えて綴じることができるルーズリーフのようなタイプもあるので、教科ごとに適したものや自分の使い勝手の良いものを選ぶと良いでしょう。
ノートは復習のためという意識を持って、ノートを取っていた方は意外と少なかったのではないでしょうか。せっかく授業に出てノートを取るのですから、これから意識して効率良く復習できる良いノートを作り、どんどん成績をあげていきましょう。