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小論文対策ができる学習塾はある?対策するにはどうするべきか

公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/01/30


小論文は大学によっては受験必須科目です。この小論文は文部科学省が定める学習指導要領には含まれておらず、高校だけでは充分な対策をとることが難しい科目です。かといって独学でも磨きにくいスキルでもあります。今回は小論文とは何か、基本構成や求められるものについて触れながら、学習塾の小論文対策方法をご紹介します。

そもそも小論文って何?小論文の重要性について

小論文というのは、与えられたあるテーマに対して、自分の意見および理由を記述するものです。文章をつくるという意味では作文と同じですが、両者には明確な違いがあります。作文は自分の体験や感想を書くもので、小論文は自分の意見とその理由を書くものです。たとえば運動会に関して文章を作成する場合、作文は感想がメインなので「楽しかった。来年が楽しみだ」など、自分が感じたことを記述します。

一方小論文の場合は「運動会は生徒にとって有意義である。クラスで一丸となって取り組むことで結束力が高められ、運動することは健康にもよいからだ」など、意見“有意義である”と、その理由“結束力が高められる/健康にもよい”を記述します。作文は、文章の構成力や表現方法、感性の豊かさなど、執筆者の“文章を作るスキルの高さ”や“感受性”が評価されます。

一方、小論文では、テーマを正しく理解したうえで、自分の価値観に従って意見を主張し、その根拠について筋道を立てて論理的に説明できているかどうかが評価されます。小論文で重要なポイントは文章の美しさではなく、読み手が「なるほど」と思える説得力や論理性を持っているかです。小論文は、書き手の“価値観”や“論理的説明力”を把握するために、有効かつ重要な科目といえます。

小論文の基本的な構成と求められるもの

小論文の構成は、基本的に序論・本論・結論の3部からなります。序論は設問に対し自分の意見を提示するパートです。本論パートでは序論で提示した意見を裏付ける理由・根拠を示します。結論パートでは全体を総括します。本論で示した理由・根拠を踏まえて、自分の意見を明確にします。

序論ですでに意見を述べている場合には、結論を省略したり、強調のために再び意見を記述したりしても問題ありません。小論文においてもっとも重要なのは、序論パートです。設問に対する自分の関心や立ち位置、論点を明確にしておけば、続く本論で理由・根拠を述べやすいうえ、また、読み手とっても分かりやすい、よい小論文に仕上がりやすくなります。

よい小論文を書くためには、テーマに関する資料や設問を正しく読み取る“読解力”や、資料に対して自分なりの考えや疑問などを抱く“発想力”、発想力から導き出した自分の意見や理由を分かりやすく筋道立てて組み立てる“論理的思考力”、自分の考えを読み手に伝える“表現力”が求められます。意見だけを述べたり、根拠と意見が紐づいていなかったり、設問を無視した独りよがりな文章展開を行うと、小論文として成り立たないので、注意が必要です。

学習塾ではどうやって小論文対策をしているのか

学習塾での小論文対策は、過去実際に出題された問題を用いた練習と添削のセットが主流です。小論文スキルの上達には、実際に小論文を執筆し、模範解答と比較して“不足している部分・蛇足の部分”を把握しやすいからです。学習塾によってはマンツーマン指導で小論文に取り組むところや、志望校にターゲットを絞り込んで傾向と対策を練るところ、小論文を専門とする特別講師を用意するところもあります。

塾によって小論文への力の入れ方が異なるため、入塾を決める前に確認しておくことをおすすめします。小論文の出題形式は大きく分けて“テーマ提示型”“課題文型”“データ型”の3つに分けられます。テーマ提示型では論述テーマや設問のみが示され、課題文型は文字通り課題文が、データ型は図表が提示されます。場合によっては英文論述や、課題文とデータがともに与えられるケースもあります。

まとめ

小論文対策ができる学習塾の小論文対策方法についてご紹介しました。小論文は与えられたテーマについて、自分の意見とその理由を論理的に分かりやすく説明することが求められます。基本的な文章構成は序論・本論・結論の3パートからなり、とくに重要なパートは序論です。序論でテーマ・設問に対する自分の関心や立ち位置、論点を明確にすることで、本論で理由・根拠を述べやすく、読み手とっても分かりやすい文章になりやすいからです。学習塾での小論文対策は、過去問を用いた練習と添削のセットが主流になっています。

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