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学習塾への影響は?置き勉OKの学校で注意したいこと!

公開日:2022/03/01  最終更新日:2023/01/26


「置き勉」(置き勉強道具の略)は、登下校時の教科書やその他教材、体育用品などの荷物が重すぎることから、2018年に文科省に正式に認められています。学校に置き勉をすると学習塾に通うときに影響があるのでは、と心配な方もいるかもしれません。そこで置き勉をするときの学習塾への影響、また置き勉OKの学校で注意したいことを解説します。

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教材は昔と比べて重くなっている!

「脱ゆとり教育」の影響もあり、教科書はゆとり教育の頃と比べると厚く大きくなっています。学習内容が濃くなることにともない、同じ教科を比べても、教材が昔と比べて確実に重くなっているのです。教科書のページ数は学習指導要領の改訂などにともない、増加し続けています。子どものわかりやすさ、学びやすさ、ユニバーサルデザインなどの考慮もあり、教科書の記述形式やレイアウトの変更などの理由からです。

たとえば、ある会社の小学6年生の社会の教科書を比べてみると、平成22年度使用のものは、上巻・下巻に別れていて132ページと60ページでした。令和4年度使用のものは、1冊にまとまり288ページになっています。以前は上巻・下巻それぞれ持ち歩けばよかったものが、1冊にまとまったうえに96ページ増えています。算数の教科書も上巻・下巻に別れていたものが1冊になり、さらに118ページ増えているのです。

このように各科目が重くなっているので、1日の授業の教科書を合計した重さは、相当重くなってしまいます。親世代が子どもの頃にも、登下校時のランドセルが重いと感じたことがあることでしょう。昔に比べれば、今の方がランドセル自体は軽量化されています。しかし、ページ数が増え続けている教材は、昔と比べて重くなっているのです。

何を置き勉したらいいのか

最初は何を置き勉したらいいのか、迷うことがあるかもしれません。宿題が出ていない教科、復習の必要がない教科の教科書類は、学校に置いていってもよいでしょう。宿題が出ている教科や授業の復習で使う教科のものは、忘れないように家に持って帰ります。

次に、家では使わない道具類、楽器などは置き勉をしても大丈夫でしょう。たとえば水彩道具、習字道具、リコーダー、鍵盤ハーモニカ、裁縫道具類などです。他にも資料集、地図帳など家で使うことがなければ置き勉ができます。もしわからないときは、先生に確認してみるとよいでしょう。

学習塾では独自の教材を使うから安心

学校に置き勉をしていると、学習塾で困るのではないかと心配になる方もいるかもしれません。しかし、学習塾で使用する教材は、学習塾それぞれのオリジナル教材を使うことが増えてきています。学習塾ごとに独自のノウハウがあり、編集したテキストや問題集などが用意されているのです。

また学習塾ではテスト、模試の問題・解説などを、多くのプリントで配られるケースがあります。学習塾では独自の教材が充実しているので、置き勉をしていても安心です。

自分の体を大事にしよう

多くの小学生が、重すぎるランドセルで登下校しているのが現状です。小学生の3人に1人が感じているといわれる「ランドセル症候群」という以前はなかった問題があります。重いランドセルを背負って登下校することが、心身の不調につながるものです。

首・肩・腰・背中に痛みを感じたり、重すぎるランドセルによって登校が嫌になったり、心身の不調を感じる状態のことです。荷物の重さは、子どもの体重の10~20%を超えないようにすべきだといわれています。それを超えてしまうと、首・肩・腰・背中の痛みが生じて、子どもの健康に影響が出やすくなるので、成長期は無理な負荷をかけない工夫が大切です。

 

置き勉について、教材が昔と比べて重くなっていることから何を置き勉したらいいのか、置き勉の学習塾での影響、身体への影響までを説明しました。置き勉OKの学校では、宿題や復習で使うことがないかをよく確認してから、大丈夫な教科書や道具類は置き勉をします。学習塾では独自の教材があるので、学校に置き勉をしていても安心です。重すぎる荷物は心身の負担になるので、置き勉のシステムを上手に利用しましょう。

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