これで効率UP!?学習環境に色の効果を取り入れよう!
学習するときには、それぞれ自分なりの「学習しやすい環境」を整え、適した方法で行います。こういった学習環境作りは、学習効率にも大きく影響するため、非常に重要です。たとえば「色」、一見関係ないように思える色も、学習効率アップのポイントといわれています。そこで当ページでは、学習環境に効果のあるといわれる色についてまとめました。
黒板はなぜ緑色なのか
学習といえば、ほとんどの方が「学校」を一番に思い出すのではないでしょうか?その学校に必ずといってよいほど設置してあるのが黒板です。基本的に黒板の色は「緑」ですが、ここにもしっかりとした理由があるのです。
黒板は、日本で開発された学習ツールではありません。海外で生産され、それを輸入したことから国内で広く使われるようになりました。その名の通り、黒板の色は「黒」であり、現在使われている「緑」はその後に開発されたものです。黒板の色が変更されたのは1954年、日本工業規格により緑に変更されたといわれています。
ではなぜ変更したのかというと、黒を長時間見るのは学習するうえで向いていないと考えられたからです。そこで白羽の矢が立ったのが緑、緑はストレスにならないため、黒板の色として採用されたようです。たしかに、ほとんどの方が大自然に広がる緑には癒されます。見ているだけで心や目が癒されるため、緑豊かなところに旅行する方も多いですよね。
色が持つ力とは
色には、さまざまな効果を得られる力があります。ショッピングなどで「この色がいいな」と思いながら購入する商品も、好きな色ではなく何らかの効果があるからこそ選んでいるのかもしれませんね。
■青色
青は、集中力アップが期待できる色です。たとえば、晴れた日の空を見上げると、清々しく感じませんか?もし、感じる場合は、心身ともにリラックスされ、集中力がアップしています。学習する際も、青いペンを使って重要なところをマーキングする方も多いのではないでしょうか?
■茶色
茶色は、落ち着いたイメージを持つ色です。自然をイメージできる色でもあるため、家具などでもよく使われています。また、ベージュも同じような効果が期待できます。学習に直接適した色ではありませんが、疲れたときなどの癒しには最適な色といえるでしょう。
■黄色系
黄色やオレンジは、記憶力アップややる気アップが期待できるといわれている色です。学習時間が長くなりそうなときは、黄色系の色を使ったアイテムを持っておくといいでしょう。記憶力ややる気に変化が表れ、学習が今まで以上に捗るかもしれません。
成績を下げる色と高める色がある
色の中には、成績を下げる色と高める色があるといわれています。成績が下がる色として代表的なのが「赤」、他の色に比べて興奮状態になるため、あまり学習には向いていません。
一方、成績を上げる効果が期待できるのは「青」、前項でも触れましたが、集中力アップが得られる分、成績アップの効果も期待できます。
学習環境に色の効果を上手に取り入れよう
周囲を見渡すと、さまざまな色に囲まれています。しかし、好きな色は個々で異なるため、どうしても自分の好きな色に揃えがちです。もちろん、自分にとって最適な色を揃えるのは決して悪くはありませんが、学習環境をよくして学習を進ませたいと考えている場合は、色の効果にも着目して上手に取り入れてみましょう。
長い間、学習を続けているとストレスが溜まったり、集中力が途切れたりすることがあります。こういったときは一時的に机から離れるなど、さまざまな工夫をしていると思いますが、物の色でも学習環境が変化することを覚えておきましょう。とくに青は、集中力アップにもつながるため、何か一つでも変えるとよい変化を感じる可能性があります。心機一転、学習に取り組むために、色の効果にも目を向けてみてください。
