発達障害の子どもを普通の学習塾に通わせるのは難しい?
わが子が発達障害だった場合、学習塾などを活用して遅れているぶんを取り戻そうと考えることも多いのではないでしょうか?学習塾は、受験対策や学力アップのために役立つ場所、今までの復習や予習もできますし苦手な科目を集中的に学習することも可能です。そこで今回は、発達障害の子の塾探しについてまとめました。
発達障害の子どもは塾探しが難しい?
子どもの塾探しは、一般的に目的別で探していきます。たとえば、みんなと一緒に学べる集団授業や集中的に学べる個別指導などですが、発達障害の子どもは少し違う観点から探さないといけません。
なぜなら、発達障害であるため、みんなと同じ方法が必ずしも適しているとは限らないからです。発達障害には、学習障害や注意欠陥多動性障害などさまざまな症状が存在します。学習塾探しは、こういった障害の特徴に合わせた選択が大切。決して塾探しが難しいわけではありませんが、一般的な塾探しとは少し異なると考えておきましょう。
■塾探しはネットでも可能
スマホやパソコンなど、インターネットにつながっているものがあれば塾探しは簡単です。学習塾の公式サイトを直接見たり、比較サイトなどを活用したりすれば簡単に学習塾が見つかります。ただし、細かい対応などはあらためて調べることが大切です。
発達障害児のための学習塾と一般的な学習塾の違い
発達障害児が通う学習塾と一般的な学習塾では、共通している部分と違う部分が存在します。たとえば、学力アップなど全体的な目標は同じですが、実施される授業内容や支援は異なるのです。
■特別な学習もある
発達障害の子に合わせた特別な学習もあります。学習内容については学習塾ごとに違いますが、自然と触れ合うことやみんなと楽しめるレクリエーションなど、子どもの刺激になりそうな学習ばかりです。
■充実したサポート
発達障害の子を持つ親に寄り添うサポートが充実しています。親としては「しっかり学習しているだろうか」「学校生活が楽しく送れるだろうか」と心配は尽きません。
しかし、発達障害児が通う学習塾の場合は、こういった不安にも対応。保護者はもちろんですが、学校とも連絡を取り合い支援します。
■専門知識を持つ先生
発達障害児を担当する先生は、発達障害についての知識を持っています。もちろん、全員ではないでしょうが、知識を取り入れ、実際の学習を体験してきている方も多いので安心です。
メリットとデメリットを考えて選ぼう
発達障害児が通う学習塾は、サポート面が一般的な学習塾と違ってかなり充実しています。その一方でデメリットがあるのも事実、学習塾を選ぶときはメリットとデメリットの両面から選ぶようにしましょう。
■支援が充実している
支援が充実しているのは、発達障害児が通う学習塾の大きなメリットです。個別指導が受けられますし、特別な授業を準備している学習塾も少なくありません。勉強だけでなく、対人関係力や自立など、さまざまな面をサポートしてもらえます。
■料金が高い
発達障害児が通う学習塾は、各種費用が若干高く設定されています。たとえば、授業料はもちろんのこと、送迎サービス、相談対応などの利用により高くなる可能性があるので要注意です。とくにこういった学習塾は、一般的な学習塾よりも数が少ないのでどうしても割高になりがち。料金が高いといった点は、発達障害児が通う学習塾のデメリットといえるでしょう。
学習塾の中には、発達障害児をしっかりサポートする学習塾も存在します。費用が高い傾向にありますが、専門的なサポートは充実しているため、保護者としても安心してわが子を通わせられます。ただし、一般的な学習塾と発達障害児が通う学習塾、どちらにするかは各家庭の判断になります。学習塾を選ぶときは、メリットとデメリットの両面を把握してから子どもに最適なところを選びましょう。
