行かないのも選択肢!学習塾に行かずに受験に臨むためにやるべきこと
受験生を持つ保護者の方は、志望校合格に向けて学習塾に通わせるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。塾に通うには費用や送迎の手間がかかるので、保護者への負担が増えてしまいます。さまざまな家庭の事情から、できれば塾に行かずに受験してほしいと考えている方のために、塾なしで受験するためにやるべきことについて解説します。
学習塾に行かずに受験に臨むのはあり?
結論からいうと、学習塾に行かずに受験に臨むのは「あり」です。日頃から授業の内容をしっかり理解し、自ら復習できる力があれば、塾なしでも自力で志望校に合格することは充分可能でしょう。ただし、一部の最難関私立校の場合、教科書以上の知識が必要になります。志望校によっては、塾に通って適切な学習方法を身に付けた方が近道となることもあるので注意しましょう。
塾なし受験のメリット・デメリット
塾なしで受験するには、メリットとデメリットの両方があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット
塾なし受験のメリットは、以下の3つです。
・コストがかからない
塾に通うと、当然のことながら費用がかかります。塾なし受験にすると、かかる費用はテキスト購入代や模擬試験代ぐらいなので、コストはぐっと抑えられます。
・自分のペースで勉強できる
塾に通うと、どうしても時間が拘束されます。塾なし受験の場合は、自分の都合に合わせて勉強のスケジュールを組め、効率的に学習を進められるでしょう。
・生活サイクルが守れる
塾は学校が終わってから通うので、帰宅時間が遅くなることがあります。遅い時間に帰宅してから、ご飯を食べたりお風呂に入ったりして、寝る時間が遅くなり生活サイクルが乱れる人もいるでしょう。自分の生活サイクルを守りながら勉強できるのも、塾なし受験のメリットです。
デメリット
塾なし受験のメリットは、以下の4つです。
・情報が入って来ない
受験に関する情報が得られやすいというのが、塾の最大の強みです。塾に通わないと、そういった情報が入って来ません。今はネットで調べられますが、間違いや古い情報も含まれているので注意が必要です。
・モチベーションの維持が難しい
塾に行けば、励まし合える友達やアドバイスをくれる先生がいます。一方で、塾なし受験の場合は、基本的に一人で勉強しなければいけません。時に孤独になったりテレビやスマホなどの誘惑に負けてしまったり、モチベーションの維持が難しくなるでしょう。
・自分の学力の把握が難しい
志望校を目指すにあたって、今の自分の学力がどの程度のものなのか把握しづらいというのもデメリットの1つです。自分の実力が志望校合格ラインに達しているのか、または合格までに足りないところはないか、塾に行かずに客観的な学力のデータを把握するためには、積極的に模試を受ける必要があります。
学習塾に行かずに勉強を進めるには
ここでは、学習塾に行かずに勉強をすすめるための3つのポイントを解説します。
情報収集
塾に行けば簡単にあらゆる情報が手に入りますが、塾に行かない場合は自分で積極的に情報収集しましょう。説明会やオープンキャンパスがあれば積極的に足を運び、志望校の資料請求することをおすすめします。
テキストの選定
志望校合格に特化した参考書や問題集を購入します。このときの選び方は、自分のレベルに見合ったものを選びましょう。また、苦手科目を重点的に学習できるような問題集を選ぶことも大切です。
模試を受けて実力をチェック
受験日までに開催される模試は、積極的に受けていきましょう。同じ志望校を受験する学生の中で、自分が現在どの位置にいるかをはかる目安になります。得意分野や苦手分野をデータ化してくれるので、その後の受験勉強の役に立つでしょう。
まとめ
学習塾に通わなくても志望校合格をめざすことは充分に可能です。ただし、これには一人で最後までやり抜く精神力も必要だということを覚えておきましょう。日頃から正しい学習のやり方が身に付いていて、自分を厳しく管理できるひとであれば、着実に合格に近づけるでしょう。1人で受験勉強するのが辛くなったら、うまく息抜きすることも必要です。友達や学校の先生など、時には悩みを相談したりできる人がいると、モチベーションが維持しやすくなります。